ハイサイ!初投稿はチンシラー釣りに行ってきました!フカセからのんびり打ち込みまで色々な釣法で狙うことが出来ます。チヌより大型になり、狙う価値ありな魅力的なお魚です。
そんなチンシラーですが、今回、良型をゲットする事が出来ましたので冬のチンシラー釣りをご紹介したいと思います。
チンシラーとは?
正式和名はオキナワキチヌでチンシラーとは沖縄の言葉で”白いチヌ”という意味です。その名の通り、チヌに比べて白っぽくて銀色の魚体をしています。
元々、オーストラリアキチヌと同じ種と考えられていたが、近年の研究で違う種類ということがわかった為、現在は標準和名でオキナワキチヌと呼ばれています。
生息地は沖縄本島や石垣島、香港など外国にも分布している沿岸性のお魚です。生態は謎な点も多く、まだまだ分かっていない事もあります。
60cm近くまで成長し、数も少なく、ポイントも限られているので釣り人を夢中にさせます。現在、チンシラーの沖縄県記録は59.7cmだそうです。(2024年4月時点)
チンシラーの釣り方
チンシラーはフカセで狙うのが一般的だが、沖縄では打ち込み釣り(ブッコミ釣り)も人気が高いです。特にチンシラーはチヌより大きくなり、体高もある為、引きは強烈。
チンシラーの食性は雑食性であり、チヌ同様に何でも食べます。フカセはコマセを打ち、付けエサはオキアミなどを使います。
打ち込み釣りは内地で”ブッコミ釣り”と呼ばれることが多いですが、沖縄では何故か打ち込みとよく呼ばれます。仕掛けをポイントに”打ち込む”というイメージです。
仕掛けとしては、オモリと針だけのシンプルなもの。エサはカニやゴカイなどを使います。
内地と違いサンゴ礁が発達しているため、標準より太仕掛けにする事が多いです。サンゴ礁や岩などにラインが擦れると簡単に切れてしまうからです。
また、近年、ルアーでチヌを釣る事が開拓されているのでチンシラーもルアーで狙う事が出来るかもしれません。ただ、ポイントやシーズンがチヌより限られてくるので難易度は高いかもしれませんね。釣りはお魚との知恵比べ。ルアーでチャレンジも面白いかもしれません。
チンシラーのポイント
沖縄本島では北部の屋我地島周辺や羽地内海、中部の泡瀬から与那原付近にかけて実績があります。
チンシラーはどこでも釣れるという事はなく、内湾から汽水域にかけてが好ポイントになります。
そのため、潮通しが良く、水がクリアな場所にはあまりいません。相手は生き物なのでポイント探しも釣りの魅力の一つと言えるでしょう。
チンシラーのシーズン
チヌは比較的周年釣れるが、チンシラーはやはり冬に多く釣れます。
秋から徐々に数が釣れ始め、12月〜3月頃が大型がヒットするトップシーズンになります。
沖縄の釣り師は、夏にタマンなどを狙い、冬はチンシラー狙いに切り替える方もいます。
いざ、実釣!
今回は沖縄本島北部の東海岸に出撃!現場は水深2〜3mで海底は砂地に所々岩がある状況です。近くには河口があり、濁りもあるため、好ポイントです。
今回の仕掛けは打ち込みです。
- 竿:5号竿
- リール:6000番
- 道糸:10号
- ハリス:10号
- チヌ針:5号
ハリスが太く感じるかもしれませんが、打ち込みの場合、普通に喰ってきます。フロロカーボンハリスより、ナイロンの方が柔らかいため、警戒心を与えないのでよく使います。
また、ナイロンだとコスパも良いのでおススメです。今回は道糸、ハリス共にサンラインさんの”クインスター10号”を使っています。
エサはカニをセット。カニはチンシラーの好物で現場調達も出来る万能エサです。甲羅幅が3cmくらいのものは丸掛けして、それ以上のものは半分から切って掛けてもOKです。
活性が低い時は甲羅を取り、むき身にするのも効果的です。竿が複数ある時は1本は手前、1本は遠投するなど、分散させるといいでしょう。
仕掛けを投入して30分…
チリンとわずかなアタリが!
モゾモゾという小さなアタリが続いたので合わせると上がってきたのはフッグー。。
フグは食べれないのでリリース。
エサにカニを使うとフグやハリセンボンなどの外道がよくヒットします。ハリスがボロボロなので新しく交換して再投入。
チリン、チリン。。
しばらくすると、またアタリが!
フッキングすると今度はググッと引っ張り、フグではない引きが!
上がってきたのは30cm手前のコトヒキ。(沖縄名クワガナー)
コトヒキはチヌ類を狙っていると外道でヒットする事が多いです。塩焼きなどにすると美味ですよ。
その後はアタリも止まり、上潮の時合いに差し掛かった時、この日一番のアタリが!!
ダッシュで竿を掴み、合わせるとなかなかの引き!
ジ、ジ、ジ、ジーーー!、ジジッ!
時折、ドラグが出て慎重にやり取り。そして上がってきたのは。。。
なんと
本命のチンシラー!
なかなか良いサイズ!
無事に引き上げ、感無量。
やはり狙ったお魚が釣れるのは嬉しいですね。
計測の結果42cmでまずまずのサイズ。
その後はアタリが止まり納竿となりました。
チンシラーの美味しい食べ方
チンシラーは魚の王様であるタイ科に属しているため、白身で味は最高です。身は旨味があり、上品な甘味。適度な脂も乗り、ほんのり磯の香りもして美味しいです。
そのため、お刺身から魚汁、煮つけなど様々な料理に合います。今回は抱卵しており、卵も美味しく頂きました。
まとめ
チンシラーはチヌに比べて大きくなり、数も少なく、限られたポイントで釣れる貴重なお魚です。
本格的にフカセで狙うも良し、気軽に打ち込みで狙うも良し。ぜひ、みんなも狙ってみて下さい!
それじゃあ
今日も読んでくれてありがとうね〜
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